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IMG_20170418_132659.jpg

※(ン)バカの表記方法を訂正します。→「バカ」 (ン)は発音しないので書かなくていいそうです

ぼんじゅーる、アビジャンからです。
今日の写真は、大学にいた猫さんです。
やせていて目つきがわるいでしょ。こちらの猫はみんな痩せているんです。
たしか、猫って体温調整が自力でできない動物でしたよね。
熱帯にいるのは辛いかもしれません。
手を振って呼びかけて、こちらに視線を合わせてはくれましたが、変なブラン(白人)が来たと思っていることでしょう。
周囲の人は、猫はほとんどかわいがらず、どちらかというと犬を飼っていて、放し飼いにしています。
リードでつなぐ習慣がないんですね。
狂犬病の注射をしてくるんだった、と後悔しています。

さて、今日はタクシーの話をします。
毎日、タクシーに乗って移動する生活が続いています。
青タクシー(区域内限定)と赤タクシー(区域外OK)を使い分けているのですが、ほかのアフリカ関係のサイトから「ウォロウォロ」という乗り物があることを事前知識で得ていました。

タクシーのほかには「バカ」という乗り合いワゴンがあるのですが、「ウォロウォロ」を見かけず、どこにあるのだろうかと首をかしげつつ、ひそかに探しておりました。


かめ  今日はウォロウォロに乗ろうか(青タクシーを止める)

ねこ  ん? ウォロウォロって青タクシーのこと?

かめ  そうだよ



なんと! 
毎日のように(行き先が合わないために)乗車拒否にあう青タクシーが「ウォロウォロ」だったのです。
私の周りにいる人たちは、私に合わせて青タクシー(タクシー/ブルー)、赤タクシー(タクシー/ルージュ)と言ってくれているのかなぁと思いました。



ねこ  知らなかった! 青タクシーが「ウォロウォロ」!

かめ  一応、手話の本にも載っているはず



友だちに聞くと、「うん、ウォロウォロって言うよ」とのことで、タクシーの手話をWの指文字で表す表現を見せてくれました。
この手話は、ココディ地区に住んでいるろう者が使い始めて広まったそうです。
でも、やっぱり私に聞くときは「タクシー・ブルー? タクシー・ルージュ?」というふうに言ってくれます。


先日、「ウォロウォロ」で少し怖いことがありました。
いつもより早い時間に活動を終えて買い物を済ませ、「ウォロウォロ」を運よく交渉2台目でゲットし、帰路についたときのこと。
いつものように大渋滞に巻き込まれ、運転手はイライラと後ろを振り返り、「この野郎、くそ渋滞しやがって」的な独り言を言っていました。
「ウォロウォロ」の運転手は言葉も乱暴で、ブロークンなフランス語を話す人が多いそうです。


どういうわけか、後ろのバカから降りてきた人がいきなり私たちの乗っている「ウォロウォロ」の天井を思い切り平手でたたきました!
そこからはもう、ケンカです!


運転手どうしで


「お前の態度が気に入らねえんだよ!」
「なんだとう、この野郎!」
「くっそやるか!来いや!」



的なやりとりが始まり(夫通訳)、慌てて夫に窓を閉めるように言いました。
このままでは「ブラン(白人)なんか乗せて調子にのりやがって」的なことに発展しかねないと思ったからです。


ところが・・・


夫の側の窓は閉められたのですが、私の側の窓は、昔の日本の車みたいに手でくるくる回して閉めるタイプの取っ手が取れてしまって、閉めようにも閉めることができませんでした。


(ま、いいか。ケンカだと男は男に絡むから私は大丈夫かな)


と、根拠のない理由を自分に言い聞かせて、目を合わせないように息を低くしていました。



かめ  やばいな、様子見て出るか判断して合図するから

ねこ  わかった


しかし、どんどんエスカレートしていき、激高した相手の男は天井を叩くわ、蹴るわ、やりたい放題。


客の立場は・・・・

忘れられてます。



いったい、彼の生活全体にどんな不満が蓄積されているのでしょう。
もっとプラスの方向にエネルギーを向けられたらいいのに。
商売道具に暴力を振るわれては、運転手も黙ってはいません。
助手席に座っていたおしゃれな雰囲気の女性の乗客に様子を聞くと「大丈夫。戻るから」と平常心でした。


どうやらケンカは収まり、「ウォロウォロ」は急発進しました。
しかしその後、割り込もうとしたバカが「ウォロウォロ」の車に当たったとか当たってないとかで、またケンカが始まってしまいました。



かめ  「壊しやがって!」みたいなことを言ってます(通訳)

ねこ  またか(今日は火星の座相が悪いのかな)←占星術的解釈



今度のバカの運転手はとても謙虚で、「だんなさん、ごめんなさい」と謝り続けています。
立場上、乗り物社会の序列があって、原則として次のような式が成り立つようです。


バカ < ウォロウォロ < タクシー・ルージュ


さっきは(ン)バカがウォロウォロにケンカを売ってきたので、必ずしも成り立つ式ではないのですが、原則としてはこのような力関係があります。
「ごめんなさい」と謙虚に謝り続ける(ン)バカ側。
ダンプ車の高い席から様子を見て、何か仲介らしきことを言ってくる人。
「お前早くいけよ、詰まってんだよ、この馬鹿野郎!」的にクレームしてくる前後の車。
衆人環視の中、カオスになりそうでした。


2回目ののケンカには前の席の女性も黙ってしまいました。
私たちも見守るしかありませんでしたが、どうにか戻ってくれたので、ほっとしました。
イライラが収まらないのか急発進し、対向車線に入って盛大に追い抜き、後続にいるであろうバカに対し「ファック!」のサインをする運転手。


そこに、助手席の女性がぴしり!と叱りましたよ。



女性  ゆっくり行きなさいよ!!!

運転手 ・・・・(スローダウン)




そして、私たちが降りるところで、運転手は「ごめんなさい」と小さく謝ったのでした。
おそるべき、女性パワー! かっこいいね! 女性は、こうでなくちゃね!
家事労働など女性が担うべきとされている役割期待が強い社会ですが、柔をもって制するというのか、けんかっ早い男性ほど、このようなタイプの女性の「ぴしり!」とした一言が効くみたいです。


ヨプゴンはこんなふうに社会のもやもやが鬱積していて、エネルギーがいつ爆発するか知れない地域です。
ケンカの様子を見ながら、心理学的な観点からアンガー・マネージメント(怒りの感情の調整)的なアプローチができるといいのかなあと思ったりしていました。
でも、ここで生き抜くためには、怒りすらももてなかったら廃人になるしかないのかもしれません。
ケンカに勝つこと=人生の勝者、という感じの図式が街中にあふれています。
アンガー・マネージメント?! 
そんなものを持ち込んだら、「なめんな、この野郎! 勝負しろや!」的に鉄拳が飛んでくるかもしれませんね。



ねこ  やばかった~格下のバカに当たりまくった感じだね

かめ  ケンカはしょっちゅうだけどね

ねこ  ビール飲みに行きますか♪

かめ  お、今日はイヴォワール(銘柄)が入る日だったね!



近所の「青空バー」で、いつもの「66」ではなく「イヴォワール」はないのと言っていたら、仲良くなったお兄ちゃん店員が「イヴォワールは来週来る」と言っていたのです。


日本の皆さんはそろそろゴールデンウィーク突入ですね、休める方は4月からの疲れをゆっくり癒してください。

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2017.05.01 Mon l diary トラックバック (0) l top

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