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ぼんじゅーる、アビジャンからです。
今朝は雨をバケツやたらいにためて、1時間ほどかけて12本をいっぱいにしました。
最初の1本を、ずれた雨どいとともに撮影したものです。
この雨どいがずれているおかげで、水がためやすくなっています!

水、なかなか来ませんね。本当に厳しいです。
私たちは最悪の場合、どこかの「高級」ホテルに行けば水を使うことができるのですが。
さて、内戦の体験談を聞いた翌日、なんだかへこんでしまいました。
私自身は戦争を体験していません。
祖父は第二次大戦で軍人として参戦した経験があります。
しかし、体が弱いので村に戻され、非国民として扱われた経験があるからか、復員後、孫たちには戦争の話は一切してくれませんでした。
私はそういう状況を間接的に親から聞いて知っているのみです。
アビジャンで戦争体験を話してくれた友人たちは、みな生きている人たちです。
笑い話として教えてくれたエピソードを3つ、書き留めておきたいと思います。
<エピソード1>
銃撃が激しくなり、どうにもならないので聾学校の中で寝泊まりをすることに。
別の部屋で寝ていたけれども、こちらの部屋にと思って別の部屋に移動して、壁側で寝ていたら、銃弾が屋根を貫通して、30センチ右側にいくつか突き刺さった。

Oさん  これが銃弾か?!って拾ってね
ねこ   危ないから拾ったらだめでしょう!?
Oさん  寝返りうってたら撃たれてたよね~(笑)

<エピソード2>
手話を学ぶ学生が歩いていたら、兵士と出くわす。
学生は反体制側と見なされていたので、このままでは問答無用で銃殺されてしまう。
ふるえる思いで、「私はろう者のために働いています」と訴える。
証明するものはとポケットをさぐると、Yくん(来日してJICAで研修したろう者)の名刺があった。
その名刺の裏側には指文字の印刷があり、それを差し出した。

兵士  では試験する。Bは?
通訳者 (指文字)
兵士  Zは?
通訳者 (指文字)
兵士  合格。通過してよし!

この話の時、私は別のことをしていたのですが、わざわざ呼び戻してもらい、教えてもらいました。
そして、皆が「指文字で試験なんだってね!アッハッハッハ」と大笑い。
(果たして笑ってよかった話なのでしょうか)

<エピソード3>
母親が膝に子どもを乗せて守っていたところ、子どもが勝手に膝から降りて床を這って離れてしまう。
待ちなさい、と母親が手を伸ばそうとしたときに、天井から銃弾が降ってきた。
その銃弾は母親の膝を貫通したが一命はとりとめた。

Bさん  膝の上に乗ったままだったら、子どもに当たって死んでいただろうね
ねこ   降りて離れて幸いだったということですか
Bさん  その通り! 母親のほうは病院に担ぎ込んでぶじだったよ

ブログで紹介するのは、この3つのエピソードだけにしておきます。
いずれも、ろう者から直接話をしてもらったことです。
皆が一生懸命に当時のことを教えてくれましたが、こうした熾烈な体験に対応するようなメンタルケアはないでしょう。
私の方が経験不足ですっかり参ってしまっています。

かめ  旅行から戻ってきてしんどくなってない?
ねこ  水は来ないわ、発砲されるわ、内戦の話になるわ
    しんどくなる暇なくシャキーンとしてます
かめ  そうなんか
ねこ  「ブランの国」が遠いね、なんか他人ごとってかんじ
かめ  今日はゆっくりするか


経験と語り。
内戦は終わっていないと思います。
表向きの報道では、騒動は収まったことになっています。
街では特殊部隊が交通整理をしている女性の軍人も見かけました。
2回目の騒動は身元不明の不審者が侵入してきて警察の中の特別部隊と打ち合いになったということになっていますが、あんなに長い時間、道路を走りながら連続的に打ち続けられるのは、一定規模以上の組織だけです。
フランス系の報道にあるような「撃ち合いになった」という感触ではなさそうに思います。
そして、地元の人は誰も報道を信じていません。
恩給が払われない限り、内戦は終わらないのです。
ひとりあたり何十万円もの支払いを約束した現政権にその資金がないのも明らかな事実で、きっとまた、政府の言う「不満分子」たちが発砲することでしょう。

Yさん 政府の報道は嘘ばかりだ。話をでっちあげている、作り話だ
Oさん 政府は合意に至ったというけど恩給は支払われない。払う金がないからね
Bさん もし前の内戦のようになったら、この国からすぐ出て日本に帰るんだよ

なお、コートジボワールの情勢がニュースとしてほぼ入ってこないということを、日本の友人知人から言われます。
大きな理由として、もともとの報道がフランス語だからでしょう。
日本人は学校でフランス語を学びませんから(大学の専攻は別)、フランス語でのニュースを読まない人が多いと思います。
フランス語圏では当然にフランス語優位で、英語は使われていません。
日本に入ってくる情報は英語から翻訳されたものが多いので、英語で報道されていなければニュースにならないのだろうと思います。
しかも、報道されていることはあくまで整理された結果であり、多くの側面からの真実を伝えてはいません。そのことをひしひしと感じています。
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2017.05.18 Thu l diary トラックバック (0) l top

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