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ぼんじゅーる、アビジャンからです。
今朝は警察本部の警戒レベルが上がっており、特殊部隊の出動もありました。
どういうことかなとウォロウォロ(青タクシー)をつかまえて街に出ると、特殊部隊の駐在あり、各所に警官の姿が見え、なにかあったのかなと思わせられました。

さて、こちらでは学校はそろそろ学年末ということで、聾学校ではサッカーの大会が開かれました。
でも、プレーしているのは男子だけです。女子はプレーしません。
どうして?と軽く聞いたら、理由はいろいろあったようですが、どうやらサッカーは男子のスポーツのようです。

驚いたのは、ゴールがとても小さいことです。
写真でゴールが見えるでしょうか? こんな小さなゴールでよく勝負するなあと思います。
「サッカーやるよ、見て!」と呼ばれたので、見に行って来たところです。

小学部しかないので、最高でも日本の6年生に相当するCM2の児童と、5年生に相当するCM1の児童が勝負し、結果的にCM1が勝ちました。
メダルやトロフィーをもらって記念撮影するのは、国を超えて同じです。

日中はとびきり暑いので、頭痛がしました。
審判をしたり、指導をしたりするのはろうの職員です。
学校に正規雇用されているのは聞こえる先生だけで、聞こえない先生はひとりもいません。
ただし、ろうの「先生」は助手のような形で配置されており、聞こえる人とペアで教えています。
また、調理場にはろうの職員がいます。

最近、授業見学もさせてもらいました。1教室はだいたい20人から30人ぐらいいます。
ペアの聞こえる先生がお休みで、ろうの先生がひとりで授業をしていたので、その先生のフランス語のクラスに入れてもらいました。
まずは教科書の本文を先生が黒板に書いて、それを対応手話で先生が読みながら、途中で難しい言葉は対応ではない手話で意味を説明します。
そして、下線部のつづりが間違っているので正しく直そうという問題が出されます。

英語のbe動詞に相当する手話や、否定語(ne~pas)の手話を教えてもらいました。
対応手話っていうのは、フランス語をそのままフランス語として視覚的に読むときには必要ですよね。
調理場で働くろうの職員もやってきて、私のフォローをしてくれました。
最後は「さあ、もう一度、対応手話で読んでみて」と言われて、復習をしながら読むことができました。

聞こえない生徒はやはり、フランス語(国語)が大変なようです。
文法が難しいということでした。
複数形はだいたいの生徒が簡単にできて合格をもらっていたけれども、動詞の活用が苦手なのです。
答えるときはそれぞれが持っている小さい黒板みたいなものに書くのですが、ほとんどの生徒がまちがっていて、正確に答えられるのは教室でひとりかふたりぐらいでした。
聞こえない子が音声言語を覚えるのはたいへんだということがひしひしと伝わってきました。
あともう少しで学年末ですが、フランス語の授業を私も受けてこようと思います。

ろうの先生が増えない理由は、少し前の日本と同じで、高等教育に進む道が閉ざされているからです。
ノートテイクも手話通訳もなく、聾学校は小学部までで、卒業試験に合格できれば聞こえる人と一緒の中学校や高校にインテグレーションして、ほとんどサポート無しでのりきらないといけません。
そして大学に行き、ここもノートテイクや手話通訳はありません。
ハードルはとても高いです。

ですが、難聴であるとか中途失聴の人が大学で勉強しようとがんばっています。
ただ、日本の状況と同じように、そうした人の多くは、ろう者と交流をしないので手話を知りません。
ひとりだけ手話を自分の言語とする大学院生が言語学を専攻していますが、手話通訳は厳しく、自費で手話のできる知り合いに交通費を払ってきてもらっているということです。
その学生が先生と話をする場面にいましたが、口話だけでした。
若いろう者たちの教育の場を保障していくためにも、手話通訳の制度は必要だとひしひしと感じています。

週末はお水のお礼に教会に行ってこようと思います。
礼拝時間が長くて朝から2時間ぐらいなんですが、手話による讃美歌は美しく心に響くので、楽しみです。

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2017.05.20 Sat l diary トラックバック (0) l top

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