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ぼんじゅーる、アビジャンからです。
写真は現地の新聞に掲載されたものが、ネットニュースになっていたのでお借りしました。
(引用先は下記)

滞在2か月に近づきつつあるこの頃、こちらではお葬式がとても多いことに気づきました。
誰かの親が亡くなれば、バスを貸し切って乗り合い、村まで葬儀に向かいます。
冠婚葬祭の多い国と言うか、どちらかというと葬儀が多いように感じます。

久々に顔を出すと、なんだか大騒ぎ。
どうしたのかな、と思い手話を読み取っていると、大変なことが起きたことが分かりました。

正午に村の葬儀が終わり、そろそろと弔意客たちがバスで帰り路につき、棺を運ぶなどして葬儀を営む仕事をした人たちも片付けて帰路についたときのこと。
ちょうど同時期に強盗があり、けっこうな大金が盗まれて警察が捜査していたそうです。
葬儀の仕事の人たちの車は、一般客とは別のルートで街に戻ろうとしていました。
その途中で、警察が葬儀の仕事の人たちの車を止めて、運転手を含む6人全員に降りるように指示しました。


全員がそれに従って降りたところ、その場で問答無用で銃殺されたそうです。


警察が車に乗り込み、調べると調査対象の盗難の現金はありません。
まちがいだということが分かりました。


まちがいでした、って・・・じゃないでしょ!?


せめて、車を止めてから車内を捜査し、何も見つからなければ解放すればいいのです。
それを問答無用で銃殺だなんて。
この事件は地域の新聞にはトップで取り上げられました。
葬儀に参列した人たちは、このニュースでもちきりでした。
みな一様に憤り、どうしてそんなことをするのか、警察の対応に不満を述べていましたが、どんなに嘆いても命は戻りません。

コートジボワールの警察は、ほかの国のように賄賂を要求したりしないのでいい印象を持っていましたが、今回の事件だけではなく、通常の対応においても「問答無用」という雰囲気は常につきとまっているのです。
それは内戦を経験した国の人たちが、これから少しでもこの国を良くしようと思っているにせよ、荒々しい対応に慣れてしまっているのか、それ以外の方法を考えることが経験的にできないのか、そのような背景もあるのではないでしょうか。
すくなくとも、自分が丁寧に扱ってもらった経験がなければ、自分以外の人を丁寧に扱うことはできません。

ろう者の一人と、私と、聞こえる職員で話をしていたときのことです。


ろう  戦争がまだ続いているんじゃないか、その地域では
ねこ  戦争は終わったんじゃない?
ろう  (聴こえる職員に向かって)その地域は戦争中?
聴職  戦争じゃないよ、強盗があって調査中で、間違って殺されたって
ろう  戦争じゃなかったんだ、何も殺す必要ないのに
ねこ  抵抗したの?
聴職  ううん、指示に従って車から降りたって書いてある
ろう  だったらなぜ殺すんだ!


そうか、このろうの人には、この国の戦争が完全に終わったとは思えない、不安要素があったんですね。
それが「戦争がまだ続いているんじゃないか」という発想になる。
その情報のエラーを、フランス語が読めて情報の収集が速い聴こえる職員が修正していく。
ろう者は修正された情報を反復的にまた広めていく。
このような手話による伝播について、なんとなく観察してしまいました。
この話題でもちきりの私の周辺は、停電もあって特に仕事をするということもなく、こうして一日が過ぎていきました。


フランス語が読める人
http://koaci.com/cote-divoire-drame-arrah-employes-dune-entreprise-funeraire-confondus-avec-braqueurs-morts-109701.html?lang=1
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2017.05.31 Wed l diary トラックバック (0) l top

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