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ぼんじゅーる、わが地区は断水中のアビジャンからです。
今日の写真は、こちらの白なす(小さめ)とヤム芋を紹介します。
日々の料理につかっています。
日本のなすは、黒なすと言われていて、ちょっとめずらしいタイプで、黒い皮が彩としてあまりきれいではないので、白ナスのほうが好まれています。


さて、今日はブラックな話になることを最初におことわりしておきます。
残念な話のひとつとして、賄賂について書こうと思います。
西アフリカ諸国に見られる最大の汚点だと思うのですが、公職につく人たちのモラルは日本では考えられないほど低いです。

西アフリカの中ではコートジボワールとセネガルは賄賂を要求することが少ない国だと聞いていましたが、コートジボワールでも賄賂を渡す場面に遭遇してしまいました。
この国は、警察と軍がすべてを仕切っていると言っても過言ではなく、警察と軍の人の指示は絶対で、従わないと殺されるかもしれない危険があります。
先日も聾学校教員の村で葬儀があったときに、葬儀社の人がアビジャンに戻るバスを警察に止められて降りるように指示され、そのあと何のやりとりもなく即座に銃殺された事件がありました(過去ジャーナル参照)。
これは誤銃殺だったのですがこの例が極端と言うわけではなく、交通違反をしたタクシーが逃げようとしたら追いかけてきて10人ぐらいの軍人にライフルを構えられる、という体験を私自身がしました。ピストルではなくライフルです。単なる脅しかもと思う人がいるかもしれませんが、実弾が入ってセーフティロックを外した銃を構えられたら、「単なる脅し」かどうかより、発砲されることのほうが私は怖いです。

さて、賄賂をめぐる話です。
私たちのビザの申請について、すったもんだがあり、結局もらった情報が正しくなかったということで滞在期間をもしかしたら短くしないといけないかもしれないのですが、それはまたビザの問題がクリアーになってから書きますね。
長期滞在の人は滞在許可証を取ってからビザの延長申請をするのですが、今のところ、この滞在許可証の申請に1ヶ月以上待たされています。
徒歩3分のところで軍の発砲があったために、役所関係がすべて閉鎖された影響で事務が滞ってしまっているのですが、困ったことです。

この日に受け取りに来てください、と言われるのですが、行ったら「ありません」と別の指定日を言われます。
2度目に行くと、また「ありません」と別の指定日を言われました。
受け取りは7月になるそうです。7月もだめだったらどうするんだ?と思いますが、「ここにはない」の一点張り。

ねこ  滞在許可証がまだ出ないんだよね
友人  気の毒に。その係官、お金がほしいんでしょう
ねこ  まさか?! そんなことになったら大使館と警察に告発するわ
友人  ・・・無事に出ることを祈っているよ、元気出してね


コートジボワールの警察はクリーンだ、というイメージが一気に遠のきました。
ちなみに、コートジボワールとセネガルを除くほかの西アフリカの国ぐにでは、まずは旅行者は到着した税関でスーツケースを開けられて賄賂を要求され、ビザの滞在延長でも要求され、街中を歩いているとパスポートは?という問い合わせを糸口に賄賂を要求され、車に乗って移動していると止められて通行するための賄賂を要求され、と本当に日本で暮らしてきた人としては意味の分からない賄賂の要求が横行しています。

余り悪いことは書きたくなかったのですが、これが現実です。
ビザ延長の問題を前にして、コートジボワールの警察は大丈夫だろう、という安心感が遠のき始めた今週、賄賂で解決する場面に遭遇してしまいました。

その日は、私と友人たちで車を依頼して出かけていたのですが、信号で前の車に従って並んで止まった時のことです。
ブラン(白人)が乗っているので目だつのですが、ちらりと視線を向けた軍服を着た警察官がやってきて、免許を出すよう荒々しく要求しました。
軍と警察の組織の違いがよくわかりませんが、軍服を着ている警察がいて、軍警察と言うそうです。
軍警察は普通の警察より力があって、ライフルを所持しています(所持と言うか常に構えています)。
ちなみに、普通の警察官はピストルを所持しています。
ともあれ、軍警察の言うことには、問答無用で服従しなければなりません。
ドライバーは免許の書類をすぐ渡しました。
そうしたら、この道に止まっているのは違法だということを言われて(まったく意味がわかりません、信号で止まったんですよ)、抗議にも関わらず免許をはく奪されてしまいました。
なぜ??!!と驚いていると、違反の赤い紙を渡そうとしてきて、受け取りを渋っているドライバーと友人に3秒で切れて投げ込んで立ち去ってしまいました。


友人  悪いんだけど携帯貸して、警察の友人に電話する
ねこ  いいよ、いったいどうしたの?
友人  事情を説明して、悪くないということを理解してもらって、免許返してもらう


ふううん、「友人」ってそんな効力があるんですかね。
きっと地位の上の人なんでしょうね。
本当に違反だったらこのやり方は汚いと思うけれど、コートジボワールでは「友人」だからという理由でしか何事も通らないことがあって、普通の買い物でも「友人だからぼったくらないでね、よくしてあげてね」と紹介されてから行かなければ、高額な料金をふっかけられます。
そうした生活の知恵的なレベルの延長でこれがあるんでしょうか。いや、逆かな。
権力を持つ側と「友人」だからと優遇されている状況があるから、下々の生活までそういうふうに汚染されていくんでしょうか。
そんなことを考えているうちに、警察の敷地に到着しました。


友人  ねこは絶対に車内から出ないで中で待っていて!
ねこ  おけです


知り合いだという警察官がやってきて、友人と大きな木の陰に移動しました。
そこで何やら話し込んでいます。
戻ってきた友人は、浮かない顔ながら免許の書類を手にしていました。
なんと、2,000セファ払ったそうです。
日本円換算で400円ですが、月収2万円のうちの400円なので、安くはありません。


友人  免許は取り返した。帰ろう!
ねこ  おお・・・(言うべき言葉が見つからない)


友人のプライドもあるので、この理不尽な2,000セファについては、後日別の機会に別の形(食事やタクシー支払いなど)で負担しようと思います・・・が、いったい何なんだ、コートジボワールは。腐敗していますよ、ここも。


それでも仕事以外でアフリカに来たい人。
あなたは、そもそも何をしに来るのですか?
サファリなどの観光産業が発達した東アフリカなら、観光として定額を払うのでしょうが、そうでない普通の生活をしにくるのなら、何が楽しくて来るのでしょう。
正直言って、私は家族帯同という立場でなかったら来たかどうか・・・来た以上は日々のなかで楽しみを見つけようとしていますが・・・。

マラリアなどの劇症の感染症があるわ、発砲やテロがあるわ、ブランだからと狙われるわ。
そういう危険な体験をして強くなりたい、というのならそれもありでしょう。
人生のモラトリアム期間から目覚めたいとか、日々生きるだけで大変なサバイバルを経験をしてみたいとか、そういう目的があってもいいとは思いますよ、止めはしませんが、どうぞ覚悟しておいでください。

短期間の旅行なら、ホテルに泊まって衛生的に過ごせるから体も元気だろうし、食欲も減退する前で楽しめると思います。
東アフリカなら、不快にならない観光産業も発達しているだろうし。
うん、短期間なら、楽しめるでしょうね。すべてが日本と違って新鮮だから。
それに、観光産業を含めてある程度は仕事として案内を頼むことになるので、仕事として案内兼ガードとして守ってもらって、目的を達成するという考え方で、複雑な人間関係に発展するまえに旅を終えられると思います。

私はもともとアフリカフリークではないので、こういう賄賂のやりとりを聞いて「あはは、アフリカあるあるだねえ!」とは笑い飛ばせません。
すごくストレスだし、ただいま生活用水に使っている雨水にやられて指が感染症にかかっていることもあり、ストレスはマックスです。
こうして精神が疲弊していく、の典型的なルートを辿り中なのかもしれませんが、「銀座の寿司」と「群馬の温泉」を強く念じて残りの期間を過ごしていこうと思います。

西アフリカ諸国のみなさん、世界経済をリードしていく国をめざすのであれば、まずは賄賂慣習の粛清をしなくちゃですよ。


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2017.06.23 Fri l diary トラックバック (0) l top

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