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ぼんじゅーる、夜間の数時間のみ水が出続けているアビジャンからです。
写真は、最近うちにやってくる小鳥さんです♪ 窓際にとまっているのをぱちり♪ かわいいでしょ?


今日は滞在5か月目にして思いを総括してみたいと思います。
4月のころと感じ方が変わったこともあるのだろうなあ。


【水関係】

ここのインフラ関係は、とくに水で心身ともに苦労してきました。
最近は、さあ寝ようか、という時間帯に水が出るので、寝る前にペットボトルの水を貯水用ポリ容器に移して、新しく水をつめて、風呂に入って、洗濯をして干して、翌日の風呂用の水をバケツに貯めてからベッドに転がり込む日々です。
このルーティンを怠ると、翌日起きてから水がないのに洗濯しなければいけない、風呂に使う水が気になる、台所関係で使うのがストレスになる、という悪循環に陥ってしまうので、どんなに眠くても必ずやらなければなりません。
朝にはもう断水しているので、出ているのは長くても5時間ぐらいかもしれません。
それでも今は、雨水を使わなくていい日が続いているので、雲泥の差です。水さまさまですね。
日本に帰ったら節水するか、というと、すると思うけれど、ああ、贅沢に温泉に入りたい、夢にまで見ます。


【髪関係(ねこ編)】

ガーナで櫛(くし)をなくしました。
あの櫛は友人が誕生日祝いに贈ってくれたものだったので、くまなく探しましたが見つからず、すごすごとアビジャンまで戻ってきました。
洗髪したあとに指でといて、ひとつにまとめてますが、ごわっとしてしまうのが少し気になります。

櫛を買いたいのですが、どこに行けば日本的なイメージの櫛が売っているのかわかりません。
こちらの女性は、髪に癖があるので、櫛の形が違うのです。
私はブラッシングをするような櫛がほしいのですが、そういう形の櫛はあまり見かけません。

機能的に問題はないと思うので、文句を言わずに買うべきだと思うのですが、マーケットのどこに売っているんだろうな。
ヤム芋とかトマトとかに紛れて、ヘアアクセサリーのお店もあるのですが、値段も書いてないし、聞かないといけないし、ブランだからとふっかけられるのも今から想定できるし、憂うつとまでは言わないけどめんどくさいです。ああ、櫛がほしい。


【髪関係(かめ編)】

日本にいるときは、髪を切らせて!と言っても「いやだ!怖い!」と言っていた夫ですが、今は私がカット担当です。
男性の髪はすぐ伸びてしまうので、女性みたいに「伸ばしているの」と放置するとだらしない印象になってしまいますね。
しかし、コートジボワールに限らず、西アフリカで日本人に合った床屋さんはそうありません。
だから、日本を出る前の2月か3月ぐらいから、街中で日本人の男性の髪型をひそかに観察して形と特徴を覚えてきました。
具体的には、耳の上のカットの形とか、後ろからみた首あたりの流し方とか、もみあげの形とかです。

カットしているときに、美容師さんがやっているみたいに、人差し指と中指で挟んですいて、はみ出た髪をさささっとカットしていたら、自分のっ指の皮膚を切って一瞬血まみれになった、ということもありました。
以降、そういうプロの真似をするような恰好つけは止めて、最低限の形だけ整えるようにしています。

こちらにいる200人近くの日本人がどうやって髪を整えているのかは知りませんが、案外と苦労されているのではと思います。
もしかしたら、ブラン専用店があるかもしれませんね、労働者階級ではほとんど見かけないけど開発や支援目的のフランス人や「ヨーロッパ人」がたくさん住んでいるから。


【日々の楽しみ】

最初にずばっと言うと、日本的なイメージでの楽しいことってあんまりないな、っていう感じ。
テレビ字幕なし、番組数少ない、インターネットは日本の何倍もする高額接続料、カフェや映画館なし、遊園地やプールなどのレジャー産業は聞いたことなく、女性はみな家事で忙しくて遊べない、教会に行けば男女ともにろう者に会えるけど、という環境です。
そんな中での楽しみは、通信が軽めのツィッターで連投することもそうですが、英語の本を大事に読むとか、服を仕立てるために生地を見に行くとか、マルシェに新しい食材を探しに行くとか、現地の料理のレシピを見ながらチャレンジするというぐらいですかね。

芸術作品の展示はプラトーにある「あんすてちゅ・ふらんせ」でやっているので、時々見に行ってホッとしたり、そこの附属図書館で新聞を読んだり、フランス語ばかりなので私はほとんど使いこなせていませんが、調子のいい時はインターネットも使えるし、雰囲気のいいレストランも併設されているので、日本的なイメージでの「遊びに行く」としては推しです。

歩いてすぐの近所に青空バーがあったときは、夫と一緒にときどき出かけて、ビールを飲んでいましたが、マラリアにかかった後は酒を飲めないので禁酒していて、その間に閉店してしまいました。
まさか私たちが行かないから閉店してしまったってことはないよね、と冗談を言い合っていますが、そこまで毎日通ったわけではないです(笑)。
熱帯で飲むビールは最高ですよ! 


【服の仕立てのための生地選び】

服はこちらでは仕立てるのが普通なのですが、布選びから始めることになります。
プラトーにユニワックスなどのブランドの問屋さんがあるのですが、周囲の女性に言うと「高っ!そんな高いもの買わなくてもスィコジとかアジャメに行ったら安いのが手に入る」と眉をしかめられてしまいました。
何だろうと考えてみて、日本でいう浴衣も反物から選んで仕立てるのじゃなくて、しまむらやイオンの出来合いの中国製でいいやっていう感覚と同じかもしれません。

でも、スィコジに売っているのは、コピー商品なんです。値段もそうですね、10倍違います。
スィコジで買うと10分の1で済むということです。
ユニワックスはこれを承知し、対抗して毎月新しいデザインを出すそうで、それが出たらコピーが出回るという流れだそうです。

こちらの女性たちと布を一緒に買いにいったのですが、買い方が違って疲れてしまいました。
日本だと、「これが似合うわよ」とか「こっちとこっち、どっちがいい?」とか、アドバイスし合うのが「友達と買いに行く」という感覚ですよね。
そういう雰囲気じゃなくて、買い物の仕方はどれも「どれがいいの? はい決めて、これはいくら、これはいくら」という最低限必要なことだけ言うという感じです。

後日、夫とプラトーに行って、日本人のアフリカの布の研究者に案内してもらった問屋さんで私が買ったコピーと同じデザインの生地を見つけました。
プリントの具合を見ると、やはり本物というか本家というか、しぶい色合いで明らかに違うことが分かりました。
そういうお店に集まる女性たちの社会階層はどうなんだろうって思いながら、贅沢な仕立てをひそかに観察しています。


【食材の買い出し】

食材を仕入れるのは半日仕事です。
マルシェは雰囲気的に雑然としていて危ないので、なかなかひとりで行けません。
さらに、マルシェで買い物をするためには、おつりがなかなか出ないから硬貨をとっておかないといけないのです。
両替機があるわけじゃないし。

日本だと駅前にスーパーがあって、簡単に野菜も肉も魚も一か所で買えて、お札出して拒否とかないでしょ?
ああ、ここは日本に帰りたいポイント。もうすごく帰りたいね、日本のスーパー環境に。
さつまいもの葉はこの店で、トマトとオクラはここでまとめて、とか泥道歩いて計算すんの、すごくめんどくさい。
シノワシノワってたかられるのも、すごくうっとうしい。

聾学校の近くのマルシェは比較的安全で、ここでは私は安心してキャッサバとプランテンを買うことができます。
以前に、ろうの女性と一緒に行って紹介してもらったので、ぼったくりもなくておまけもよくつけてくれる優しい店主がいるのです。
家からは歩いては行けないので、学校に行くときについでに行って買うという感じでしょうか。
(往復2、3時間ぐらい歩けば行ける距離ですが、絡まれながら歩くので精神的な疲労が半端ない)


【習慣の決定的な違い】

日本で研修を受けたYくんの言うには、コートジでは誰かに案内してもらうときは、その案内してもらう人の交通費を払う必要があるんだそうです。しかも、時間帯によっては食事も出すことになるそうです。
友だちでも払うんだと言われて、これはまだ完全には咀嚼しきれいていない習慣のひとつです。

これは食事もそうで、「ごはん食べに行こう!」と言った人(誘った人)が全額払うものだそうです。
日本だと、何か特別なことでもない限り、そんなの友だちなのに何?ってなりますよね。
でも、ここではそれが違う。友達とか関係ないらしいです。誘った人が払う、頼んだ人が払う。

私はアビジャンに初めて来たし、外国人なので、ここだと分からないことだらけ。
すべて聞かねばならない立場じゃないですか。
毎回払わないといけない立場になるわけ?とちょっと引きました。
そこにさらに輪をかけるバイアスがあって、「アフリカは経済的格差があるから日本が支援して(払って)くれるもの」という感覚が背景にあるとめんどうなことに。ここは誰も表立って言わないところなんですけどね。
(そこがコートジのプライドなのかなあ。ガーナとかカメルーンだともっとストレートに「ブランが払って」と言う人も多いという感じ)

コートジの習慣だから従うしかないのだけど、これって、民間交流の視点から言うととてもアンフェアだな、とずっと違和感を抱えています。
もしコートジの人が日本に来たら、日本の人はきっと「交通費出して」という期待をせずにあれこれと世話をやくと思うし、短期滞在とかだと「買うともったいないから家にあるものを使って」と貸してくれる人も多いと思うんです。

もちろん、Yくんはそのあたりのことは分かってくれていて支払う必要があるときは事前に理由を明確にしてくれますし、できるだけそういう状況にならないように上手に配慮してくれます。
でもそれは、国際的な感覚を身につけたYくんだからできることであって、ほかの人に同じことを求めるのは非常に厳しいです(当たり前だけど)。

アフリカ諸国に来て王様みたいにふるまうブラン(日本人含めて)は多いんでしょうね。
交通費ったって、20円、100円の世界なので、「いいよ、まとめて払うから♪」とぽんと出せるブランに群がる人も多いでしょう。
ちやほやじゃないけど、群がられるのをモテていると快感に感じる勘違いさんもいることでしょう。
フェアってどういうことかな、友達ってどういうことかな、ってここに来てから考えるようになりました。


そう、友達って何ですかね? 対等ってなんですかね?
払いを期待されないということ? それは日本的な概念から見たものでは?
払える人(特にブラン)が払うという習慣も、ここの一つの概念として受け入れるべきでは?


滞在5か月目にして、そういう葛藤と、いまだ闘っております。
もちろん、感じ方は人それぞれだと思います。私は、うーん、正直に書いてやっぱりこうだな。
日本に帰ったら、アフリカ圏から来ている人たちの話に乗るところと、乗らないところをはっきり区別しそう。
大まかに日本に存在するバイアスとしてアフリカイコール支援じゃない、というのはもう、確実に。
「バナナフトウなら一緒に作れますよ、一緒に食べましょうよ!」「東京の上野と横浜にアフリカの食材屋さんがあるらしいですよ!見に行きませんか?」というレベルなら確実に。

「異文化交流」って、言葉にするほど楽しいことばかりじゃないので、吐き出したかったことも含めて書いてみました。
さあ、エネルギーチャージして残りの滞在期間を乗り切るぞー。
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2017.08.10 Thu l diary トラックバック (0) l top

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