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ぼんじゅーる、催涙ガス騒ぎのあったアビジャンからです。
今日はこの国の平安を願って、ビサップというお茶にもなっているハイビスカスの花の写真を載せます。


次に滞在する国の大使館にビザの面接があったりして忙しかった今週、私たちの住む地区にある聾学校に催涙ガスが着弾するという「事件」がありました。
正確に言うと、聾学校がターゲットにされたのではなく、地元のヤクザのようなグループが本来のターゲットだったらしいです。


ことの経緯として、ムスリムの犠牲祭の3連休の週末に、警察官がヤクザグループに殺害されました。
それがいつなのかはっきりしないのですが、新聞発表では犠牲祭前日の木曜日、ほかの人の話では犠牲祭当日の金曜日、別の人の話では犠牲祭明けの土曜日となっていました。


そういえば、私たちが3連休明けにマルシェに買い出しに行くと、軍警察によって広範囲に簡素な屋台ごとすっ飛ばされていて、戦後か、ハリケーン通過後か、というほど、跡形もなくなくなっていました。
それがこの警察官の殺害と関係があるのかどうかはわかりませんが、4日の月曜日に、軍警察が手入れに入り、違法な闇市状態のマルシェを排除したということです。
軍警察自らがマルシェにいた市民を殴り、店を壊し、商品を略奪したりしたそうです。


7日の木曜日に友人と会う予定でしたが、都合で金曜日にしてほしいとのこと。
木曜日はそういうわけで延期になったので出かける予定ではなかったのですが、当日になり友人からわざわざ「地区が危険な状態になっているので絶対に近くに来てはいけない」と緊迫した連絡が来ました。


(行かないことになったのに)「何があったの?」と尋ねても、詳しい説明はありません。
金曜日はビザのために大使館から呼び出しがあったので、待合室で新聞を見ると…


「ガス銃」「100人逮捕」の見出しが!


ええええ! 何があったの!


簡単にまとめると、地区のヤクザが警官を殺したので、警察が報復に向かい、催涙ガス銃でなわばりを襲撃したということでした。
そのなわばりの範囲に聾学校があり、やたらめったら撃ち込んだ催涙ガス銃が聾学校の敷地に着弾!
幸か不幸か、始業が遅れている聾学校に子どもたちはいなかったものの、職員がいて大騒ぎで避難し、ドアを閉められるひとつの建物に逃げ込んだとのことでした。


友人  ここに着弾したんだよ!(指さし)

ねこ  えええ!

かめ  学校なのに!

友人  ねこたちが学校に来てなくて、神に感謝したよ!

ねこ  いやいや…(みんなのことが心配やん!)



聾学校周辺で働くろう者もいるので、話を聞いてきました。



ねこ  ガス撃ち込まれたって聞いたけど?

ガルバパパ  近所の聴学校にもガス銃撃ち込まれて、この道路にも飛んできた

ねこ  ええ、ここに?

パパ  そうだよ! しみて大変だった、レモンですぐ顔を洗った

ねこ  レモン?

パパ  そう、レモンを持っていると撃たれないんだ、お守りだよ



ポケットから小ぶりなレモンを取り出して見せてくれました。
一緒にいた別の人も、「内戦の時もレモンを持っていたら撃たれなかったんだよ。神様がレモンを持っている人を判別して、持っている人を守ってくれるんだ」と言っていたので、レモンはお守り替わりなのかもしれません。


午前中に警察の車両がどんどん到着して、ばーんと催涙ガス銃を打ちまくって、午後3時ぐらいまで混乱が続いていたそうです。
逮捕者も100名を越えたとのことで、トラックの荷台に詰め込まれて連れ去られました。
誤認逮捕もあるのではないかと思います。



友人  まだヤクザのリーダーが逮捕されていなくて

ねこ  えええ?

友人  あんたブランで目立つから、脅されたら持ち金出すんだよ

ねこ  あっ、はい

友人  出さないとサーベルで腕切られるよ

ねこ  出します、出します

友人  危ないからもう早くお帰り


いや、もう想像を超えていて分からん世界やわ。
そそくさと帰ってきました。
いつものバカ(乗り合いワゴン)に乗ったら、3倍以上の料金を請求されて「このシノワ(中国人)フランス語わからねえのか」と言われたそうです。
夫は「このジャポネはフランス語わかります(^^)」と切り返し、乗客から笑いが起き、そのままやり過ごすことができたとか。


人民の心が荒れてますねえ。
抑圧のあるところに、抑圧の連鎖ありです。


市民が自由に市を立てて、生計を立てることができますように。
無実の逮捕者がいたなら、無傷で釈放されますように。
そして、私たちは無事に残りの滞在期間を終えられますように。


こんな経験をいままでしたことないので、帰宅したら精神的に落ち込むし、(帰宅してからですが)うわーっと叫びたい気分。
滞在中、いろんな人が気にかけて守ってくれて、危ない時にはすぐ「外に出るな」と教えてくれて、おかげで混乱に巻き込まれずにきたことに感謝していますが、コートジボワールに住む人たちがこのような危機感や抑圧から永久に解放される日がくることを私は願いたいです。


ハイビスカスのように、明るく、よどみのない国に。
心から願っています。
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2017.09.09 Sat l diary トラックバック (0) l top

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